• TOP
  • クオリティアセスメント

クオリティアセスメント

品質管理

果樹を傷つけない「手」

img1

果実を傷めないよう手選別を徹底し、箱詰めまで全工程を手作業で行っています。
味に酸味がなく水っぽい味だったり、香りがあまりなかったり、果実の味を落とす一番の原因、
それは「衝撃」です。

一般の果実は選果の際、機械を通すため必ずこの衝撃が加わりますし、
収穫時にもカゴに入れる段階で扱いが良くないと衝撃が加わってしまいます。
強い衝撃の加わった果実は、届いたすぐには美味しくても、時間の経過とともに味が大きく劣化し、
最後の方には腐ってしまったり、甘みも酸味も少ない水っぽい味になったりしてしまいます。
また、受けた衝撃の大・小により味にバラツキが出るので
1箱内でも果実一つ一つの味にバラツキが生じやすくなります。

私たちは果実の味の劣化とバラツキを少なくするため、果実を赤ちゃんのように大切に扱い、
機械選果の何倍もの時間をかけ発送まで丁寧にやさしく扱っています。

信頼される品質は徹底したランク付け

img2

みかんなどの果樹は樹 1 本ごとの味を確認しランク付けをしています。
当園の果実の最大のアピールポイントは「味の濃さ」。
具体的には糖度が高いだけでなく、「旨味」・「コク」・「香り」、
そして「心地よい酸味」をしっかりと感じることができるかどうか。
糖度が高くても酸味も高ければ酸っぱく感じますし、酸味が少なければ味が薄く感じてしまいます。
糖度計の数字だけでは表現できない美味しさを人の口でしっかりと吟味しています。
これをそれぞれの樹で審査することで、果実の味がしっかりとした樹を選び抜き、厳選しランク付けを行います。
こうすることで高品質な果実を箱いっぱいにしてお届けしています。

園主が向き合うこと

img3

私たちが大切にしている事は「お客様の美味しいと安心・安全」を守ること。
農薬は極限まで減らし、防腐剤・ワックスは使用しません。
節減対象農薬は一般的な栽培基準より6~7割削減し、残留農薬を減らすため、
最終散布から60日以上経過したものだけを収穫しています。

しかし、完全な無農薬栽培を行っているわけではありません。
それは「なぜか?」というと、人と同じように自己免疫力だけでは対処できない場合があるからです。
当園では命をおびやかす病気や害虫から樹を守るために必要な量だけ農薬を散布しています。
私たちが病気をしたら少しだけお薬の力を借りて、自己免疫を高めて再び抗体を身に着けて強く成長していくように、
木々の生物としての生きる力を最大限に引き出し、お客様が口に入れたときに、
「果実の生命力を感じる」そんな力強い果樹を育てています。
加えて、通常使われている防腐剤は使用していません。
当園の果実は健康な樹から採れるため果実本来の成分で実を守り、
日保ちもしてくれるので安心して皮までお口に入れていただけます。

私たちの使う肥料や農薬は人に対し、安全なものを使用しておりますので、
果実の皮を直接口にしていただいても安心していただけます。
また、収穫までの2ケ月は節減対象農薬を一切使用しておりません。
そのことがより安全にお客様に果実をお届けすることができる理由です。
見て、触れて、食べて安心な元気な健康状態の果実を食べていただけることが私たちの喜びです。

owner

山田 泰

昭和56年生まれ 高知県室戸市出身
高校生まで高知県で育つ。
平成13年埼玉県の文教大学教育学部に入学、
卒業後約5年間埼玉県で教員を勤める。

退職後、紀の川市の農業生産法人で
約3年半研修をさせていただきました。
その後高知県に住んでいた家族も全員和歌山県に移住、
平成26年に新規就農しました。
現在は、約1.2haの畑を耕作しています。
妻と2人の子どもと4人家族。
子どもが大きくなったら、「家族で畑に行きたいなぁ」と
少し期待しながら畑に向かう毎日です。
毎年、毎回、どの果実を食べても絶対に美味しいと
思っていただくことをモットーに日々勤しんでいます。
当園の果物でお客様が笑顔に、さらにご家族やご友人、
周りの方々まで笑顔の輪が広がっていけば嬉しい限りです。